ウィザードリィ画集 末弥純
¥7,150
出版社:新紀元社
著者:末弥 純
イラスト:末弥 純
ページ数:152ページ
サイズ:22.5 x 1.5 x 29.7 cm
ISBN:978-4775322437
同世代のRPGと言えばウルティマシリーズ(おお、懐かしきロード・ブリティッシュ!)がありますが、イメージはしっかりとしていました(癖も凄かったですが)
かたや、ウィザードリィはほぼほぼテキスト主体で、イメージもシンプルなダンジョンエクスプロール。しかしながら、それも手伝って多くのクリエーターの想像を掻き立てました。日本特有の漫画も多く発表されたのを覚えています。中でも、ベニー松山先生の作品群は特に有名ですね。
そして、アートワークでは末弥純先生の作品に度肝を抜かれたのを、やはりよく覚えています。ロバート・ウッドヘッド氏が帯で語っているように、末弥先生は超能力を持っていたのではないかと思うほどです。それほど、鮮烈で完璧なイメージでした。指輪物語のアートワークから、アラン・リー氏を外すことはできないのと同じように、ウィザードリィから末弥純先生のアートワークは外せない。と、思う程のインパクトでした。
(弊店店主が、そんなアートワークを初めて目にしたのは、ベニー松山先生著のファミコン版「ウィザードリィのすべて」でした。以来、末弥純先生のアートワークの虜に)
末弥純先生といえば、グイン・サーガのイメージも大きかと思います。そこで、改めて凄いなと思うのは、グインもウィザードリィも文字が主体の作品であるにも関わらず、そこからこの唯一無二のアートワークを産み出す創造性です。
百聞は一見にしかず。
再編集版ではありますが「ウィザードリィ画集 末弥純」は、多くのクリエーターに観て頂きたいです一冊です。願わくば、(探すのが難しいかも知れませんが)ベニー松山先生の小説作品、漫画作品にも触れてもらえると嬉しいです。

























